第2項

第2項 世の中の変化のスピードの変化

仏教の言葉では「諸行無常」ですが、「この世のすべてのものは移り変わっていき、不変なものはないこと」です。今の変化スピードの速さに、私だけでなく、多くの皆さんも思い知らされていることと思います。

現在から次の時代へ進む変化

常に変化することに加えて、移り変わる変化の「スピード」が、その時の状況で変わることについて考えていきましょう。歴史的から見て、長く続いた安定した時代と短期間で政権が変わる場合があります。そのスピードは、そのときの状況により変化します。色々な条件が関係しますが、平和で安定していれば、反省点や反勢力が少なく、あまり変化しません。逆に、不安定な時期は、不満にあふれているので反省点が多く、反省力も強くなり、また他国からの影響も強くなるので、変化のスピードが速くなります。歴史的に考えると、極端かもしれませんが、争いや政権交代に進みます。

大雑把で良いと思うのですが、歴史の中の人物がその時、どんなことを考えたのか、から人の理解を深めることが覚醒につながると思います。

歴史の学習として、長期安定した時代(政権)と短期間で終わる時代(政権)を意識して、その差を色々な点で比較し学ぶと、「人とは、人を治めるには」のようなことの理解が進みます。少しずつでも、日本史と世界史も時の流れで繋がるようになると、そこからイメージが広がって想像力を高めます。

話しがやや大きくなったので、身近なこととしてですが、国内でも、変化の進む若者と変化しない年配との確執があちこちで起き始めています。私も年配側ですが、肩も持つわけでないのですが、年配者の言い訳を聞いていただいて、許す心を持ちましょう。

覚醒に向かうには、「人を理解し、人を許す気持ち」が大切です。

現代の年配者は、あまり社会人になった後は、経験から学ぶことが主で、その他の勉強はあまりしていませんでした。若い人から見ると、時代遅れでうざいと思われている場合も多いと思いますが、私が代表で言い分をさせていただきます。

人は本来、あまり変化しないで、そのまま幸福が続くことを希望します。楽だからです。ご存じの通り日本は1990年頃、景気が良く、会社は基本、年功序列で、皆真面目でしたが、でしゃばらない、出る杭にならないのが良く、全員同じように昇給し順番通りに役職がついていく。全員で、今日の失敗は反省して、良いほうに修正して、次につなげていく。

それが結果的には、日本人は多くの人が幸福で、世界幸福度ランキングも上位でした。このように、仕事も生活も徐々に改善され、年々少しずつ給料が上がって、生活も徐々に良くなっていくことが幸福でした。

あのころは、変化量は少なく安定して幸福でしたので、経験してきた人々は、当然、今後も変化なく幸福を維持したい気持ちが大きくなっています。また変化対応にも慣れていないので、申し訳ないけど、急な変化を否定する傾向になるのは仕方ないと思っていただきたい。

しかし、これからは私もできるだけ、新しいことを学び変化に対応していきたいと思っています。幕末では黒船がきました。今は、似た状況だと思っています。私はお金を貯めていないので働き続けるので、若い人に使われることになりますので、必要性も高いです。

しかし、年配の方の中には、既に老後のお金が貯めた人もいるでしょうが、お金があっても取り残されたその後は楽しいでしょうか。

現役のかたの中には、変化が苦手なタイプの方もおられると思いますが、覚醒に向かうには、歴史的な変化、また現在の変化を理解していくことが必要です。固まった頭を柔軟に戻していきましょう。江戸時代の武士が明治時代になって、やりたくない仕事を誇りの維持のために嫌々していたら、良い人生だったでしょうか。私は変化に早く対応するほうが後々に良いと思います。

また時々、年配者の中に他人を否定する能力が高い人がいます。苦労して身に付けた能力かもしれませんが、頭ごなし的な否定は、ご存じの通り、複数の悪影響がありますので、もし、そのような方がいたら、皆さんで止めていきましょう。

歴史的に考えると、世の中が安定していると、外部の影響が少なく、外部に対するする意識は低い。外部の影響が少ないと、情報、知識等をあまり取り入れていない、そして驕ってきてしますので、気づかないうちに外部から遅れをとっている。遅れを取り戻すために変化が必要と考える人達が現れる。そして、変化を嫌う人達と対立し始める。その後、場合によっては分断して、争いになって最後に決着する。

だいたいその上の例のように「時代は繰り返す」と言われてきました。その言葉を逆に捉えれば、似た状況、環境では、だいたい同じように変化し、似た結果になったと言えます。またそこから、時代や国によらず、人はだいたい同じように考え、同じような行動をしたと考えられないでしょうか。

今、2022年、何といってもネットで、全世界の情報が得られるすごい時代がきました。やっと、歴史の偉人、先人の残された書物や記録を次の世代へ活かす時代になったと思います。歴史上で、何かをして成功した方も、ましては苦労してまで失敗をされた方は、とても重要な情報を我々に残してくれていると言えないでしょうか。

これからは、歴史から学ぶことを含め、関係する多くの情報から次へ進むための最適解を見つける時代になると思います。また、そのことが時代の悪さによって苦しむ人を減らすことに繋がると思います。

私は、今60才ですが、正直単純に「自分が生まれた時代が良かった。今の若い人は苦労の多い大変なときに生まれてしまったのではないか。」と思っていました。皆さんの中にも『自分は生まれた時期(タイミング)が良かった(悪かった)』と考える方が多いと思います。

しかし、私は少し考えが変わりました。同じ年代の方は、具体的に想像してみてください。全体がまた周囲に不幸な環境がある中で、のうのうと満たされた老後の生活が継続できるのでしょうか。私はそうは思えなくなりました。

それと、何か、自分自身を苦しめることがあっても、他人や自分自身を責めることに意味は無いと考えるようになりました。

【理解してほしいポイント】

  • 歴史から人を学んで、想像する力をつけていきましょう。
  • 他人を否定しないで、歩み寄り、許しあう心を持ちましょう。

 

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